まいど一号

設計・開発・製作・試験

種子島宇宙センターHⅡ-Aロケット15号打ち上げ

2009年1月23日(金)
種子島宇宙センターHⅡ-Aロケット15号打ち上げ

  • 衛星システム及び機体担当:大阪府立大学
  • 雷観測システム開発担当:大阪大学
  • ブーム開発担当:龍谷大学
  • 構体製作担当:株式会社アオキ(機械工作技術)
  • 中央制御ユニット担当:伊藤電子株式会社(回路設計技術)
  • ニッケル水素電池ユニット製作担当:棚橋電機株式会社(電力制御技術)
  • スピンホイール製作担当:日本遠隔制御株式会社(サーボ技術)
  • スピンホイール製作担当:サンコー精機株式会社(超精密アルミ切削加工技術)
  • アンテナ・無線通信制御器・ハーネス製作担当:株式会社大日電子(無線通信技術)

運用

『まいど1号』のアマチュアバンド無線を使用し、JAXA筑波宇宙センターで地上と通信を行い、衛星の運用をコントロールする。同時に大阪府立大学研究センターでプログラムを3ヶ月間運用したあと、雷の観測や衛星内環境温度などのテレメトリデータを取得し、研究した。

ブーム先端に搭載された小型カメラにて撮影

2009年5月11日、まいど1号がブーム先端に搭載された小型カメラにて撮影した写真。記念プレートと地球がきれいに写っています。

「いぶき」搭載カメラによる衛星分離の様子

「いぶき」搭載カメラによる衛星分離の様子


小型人工衛星「まいど一号」

小型人工衛星「まいど一号」

サイズ 約50㎝×50㎝×50㎝
質量 約50kg
軌道
  • 太陽同期軌道
  • 高度約660km
  • 秒速約7.6km
開発体制
  • 東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA)
  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
  • 大阪府立大学
  • 大阪大学
  • 龍谷大学
  • 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
ミッション
  1. PETSAT先行実験
  2. 雷観測実験
  3. 衛星製造技術移転(地域産業活性化)

沿革

SOHLA組合員みんなで万歳!

2002年 12月 6社が発起人となり東大阪宇宙開発協同組合「SOHLA」を設立
2003年 6月 クリエイション・コア東大阪に事務所開設
10月 NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)委託事業スタート
2004年 4月 サポーターズクラブ設立
5月 JAXA(独立行政法人宇宙航空研究開発機構)との技術支援協定締結
7月 熱構造モデルの組み立て・熱構造モデル振動試験実施(筑波宇宙センター)
8月 クリエイション・コア東大阪南館に事務所移転・開発室開設
2005年 11月 フライトモデル製作開始
2006年 9月 フライトモデル構体組み立て
2007年 5月 JAXAのHⅡ-Aロケット相乗り衛星として選定される
2008年 3月 フライトモデル完成。NEDO委託事業終了
4月 無線局予備免許授与。クリエイション・コア東大阪北館に事務所移転
2009年 1月 種子島より、HⅡ-Aロケット15号機で打ち上げ
2012年 11月 「宇宙開発協同組合 SOHLA」へ商号変更

メディア掲載情報

小学校社会科用教科書「社会5」(五年生用)に掲載されました


大阪市立環境学習センター情報誌「なちゅらる」2009年9月号(No.197)に掲載されました


SOHLA関連のパンフレットも発行しています


人型宇宙ロボットプロジェクト

次のチャレンジは月に人型ロボットを送る

「夢は実現する」と世界中に証明したい

今度は、月でロボットになんかさせたるねん。

宇宙ロボットの目的

私たちは40年前の大阪万博でアメリカの人類初の月面着陸の素晴らしい偉業に誰もが歓喜した。
しかし、その後は人類の誰もが降り立っていない。

一方、近隣国中国では、中国万博をとおしてめざましい発展をアピールし世界の注目を浴びている。グローバル化が進み技術の進歩が急速に進んだとはいえ、見た目の技術に惑わされている。
日本の40年間で培った技術は本物であるが、継承されなければ絶えてしまう。中でもロボット産業は、日本が世界に誇れる産業であり、日本のお家芸と称される。

そこで、中小企業の専門技術を結集し、多くの要素技術を必要とする、宇宙ロボットとしてまとめ上げ、日本の宇宙ロボット技術を世界に示し、「やっぱり日本の技術はすばらしい!」と評価され参加した中小企業が世界へ向けて、個々の技術をビジネスに結びつけることがねらいである。


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